2007年01月31日

「アデュー、“リード”」

奥歯が痛み出した。
相手に気取られまいと、そっと頬をさする。

「大切なことは、『人間的興味』だ」
神経質な黒い目。不信。そして、猜疑心。
1bの距離。
大きな“へだたり”

「ブラザー、君に求めているのは、その視点からのアプローチだ」
「人々の琴線に触れる“ヤツ”をな」
(ブラザー?)
見てくれの良さと尊大さ。
欺瞞。
「そして、もう一つ。『情報』を流せ」
懐柔。
「以上だ。何も聞くな」
(ビッグ・サー。それが、あんたの狙いだろ)

“クオリティ・ペーパー”?
気取ったって、“売文の輩”。
“ヒューマン・インタレスト”
大いに、結構。
クソッタレの“活字芸者”には、飽きていたのさ。
“ご都合主義の道徳的な高邁さ“にな。

“心の琴線”
“人間”をテーマにした記事
“日常的な視点”の記事
なんて「響きの良い言葉だ。
そう、「響き」だけはな。

しかし?
あんたが求めているものと、俺が追いかけるものとでは、違いがあることを知っていた方がいいぜ。

排水溝のような感性を持つ奴らに、何を“売る”?
答えは、“一つ”
死者の墓をあばき、白日に照らし出すことだ。
そう、過去の弔鐘をな。
そして?
汚穢に満ちた「この世界」を、そのまま活字に写し出せばいいのさ。
皮肉なユーモアをまぜてな。
簡単なことさ。

けれども、これだけは言っておくぜ。
「俺は、『ボス』だけは“売らない”」とな。
“ビッグ・サー”、あんたに、“魂”をあんたに預けるほど堕しちゃいない。

それに、“ビッグ・サー”
俺と「良好な関係」とやらを「結び」たいと考えるその前に、「記事」を訴えたらどうなるかってことを“心配”した方がいいぜ、これからは。

もう、“ジョン・リード”は、いない。
posted by Jhon Done at 00:00| Comment(0) | レインドッグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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