2006年04月07日

「スノッブ」



「君は、苦悩を気取ったトラジディー、そのものだね」。

トレ・ビアン。

いいや、「トラジコメディー」さ。
しょせん、ポーズだ。
三文オペラにもなりはしない。

ここは、君たちの安寧の世界だ。
十分に、安住すればいいさ。

俺は、「破滅」の坂道を転げ落ちるように、「奈落」へと突き進むように。
それでいて、「救い」を求めてきた。

その姿は、まるで、いたずらに山頂まで石を運ぶシーシュポスだ。

積み上げては崩し、崩しては積み上げる。

「幸福」という名の存在に絶えかねると、それを、いとも簡単に壊す。
その繰り返しだ。

人生よ、俺は、お前が愛おしい。
だが、狂おしいまでに、お前を愛することはないだろう。

人は、どこまで遡ることができる?
人は、どこまで進むことができる?

これまでの歩数を数えることなんかできはしない。
未来の夢を奏でることなんか、できはしない。

いや、数えたくも、そして、奏でたくもないんだ。

どうして、埋めてきた落とし戸の扉を開け放たなければならないんだい?
どうして、腐食剤のようにかじりだされた命に目を向けなければならないんだい?

いいや、やめよう。

そう、ご指摘の通り、裏をかえせば、茶番を演じるスノッブさ。
屋根裏部屋のエセ・インテリ。エセ紳士だ。

君たち以上の、俗物さ。
posted by Jhon Done at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | それだけのことさ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ああ・・・シーシュポスの神話だ・・・

私も、たった今、記憶の糸を手繰ろうとしています。
Posted by mimosa at 2006年04月06日 07:20
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